石川町曲木地区にある湧き水。
　平安時代の代表的女流歌人「和泉式部」は曲木の里に「玉世姫」として生を受けました。この玉世姫が産湯を浴びた清水という言い伝えが残されています。現在では、子育て・子宝の霊水として人々に親しまれ、「福島の水30選」にも選ばれています。この清水を飲むと声がよくなり歌が上手になるという伝説も。
　山頂にあるのは「金子舘跡」という玉世姫の父である曲木の荘司、安田兵衛国康長者の屋敷跡といわれ、玉世姫は１３才までこの舘で育ったと伝えられていました。頂上には休憩所があり、曲木の里を展望できるようになっています。

小和清水は、和泉式部のゆかりの冷泉で、古くから飲料用水、農業用水として里人に便を与えてきました。
　保全活動は、地元住民が奉賛会を結成し、歴史的、文化的に貴重な財産である小和清水の環境整備に努めています。

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