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国指定史跡黒浜貝塚

国指定史跡黒浜貝塚

縄文黒浜、渚と森の記憶(埼玉県蓮田市)

黒浜貝塚は、50,183㎡(東京ドーム1個分以上)もの面積を有する縄文時代前期中頃の遺跡で、住居跡や貝塚などが確認されたほか、黒浜式土器などの遺物が多数発見されました。貝塚からは、砂浜に生息するハイガイやハマグリなどの貝殻が発見され、機構の温暖化が始まったとされる約6,000年前に、上昇した海水が蓮田周辺まで達していたことが明らかになりました。

平成18年、縄文時代からの歴史遺産や自然が多く残る保存状態のよい貴重な遺跡として、黒浜貝塚は市内初の国指定史跡となりました。
平成27年には、県内最古のイヌの骨や、全国的に見ても非常に珍しい100点以上のスズキの耳石が発見されています。

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日本初、縄文の海がよみがえる

黒浜貝塚の自然と遺跡空間を保全し、史跡公園とする整備を平成26年度からの5年間で進めています。園内には5つのエリアを設け、森や水辺、縄文時代の人々の生活環境を再現します。黒浜貝塚は歴史や自然と体感しながら、子どもから大人まで楽しめる蓮田の名所へと生まれ変わります。
平成29年度には、湧水池から水を引き、縄文時代に蓮田まで達していたとされる海辺を再現します。史跡公園内における海の整備は日本初となります。

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