湧く湧く！
「御瀧不動の滝」
ここが”海老川”の”源流”！（千葉県船橋市）
昨今、”親水祭り”や”福像巡りウォーキング”といったイベントでも親しまれている海老川の水源の一つが、船橋市金杉に位置する”御瀧不動尊（金蔵寺）”にあります。源流部は、御瀧不動の滝と呼ばれ、銅で模られた龍の頭が設置されており、龍の口が滝口となっております。周辺が御瀧公園として整備されていることもあり、市民の憩いの場となっております。
湧水の保全に向けて
海老川流域は市街地化が急激に広がり、地表面がコンクリートで覆われることで雨を浸透させたり、貯えておく機能が低下しました。そのため、大雨による水害の発生（昭和59年7月）に加え、湧水量は減少傾向にあります。そこで県や市では、河川浄化施設建設による水質対策や貯留浸透施設設置による水害対策などに加え、河川の整備として生態系の多様化に向けて”多自然川づくり”を進めております。湧水には、夏場は周辺の気温の上昇を、冬場は気温の低下を抑制する役割があるため、都会の喧騒から離れて御瀧不動の湧水に触れてみるのはいかがでしょうか。