山岳景観日本一として知られる北杜市。清冽な水潤う杜北杜市内を流れる尾白川は、環境庁名水百選（昭和６０年当時）にも選ばれ、その流域には良質な地下水が豊富に存在し、ミネラルウォーター生産量日本一を誇る名水の里です。南アルプス・甲斐駒ケ岳を源流とする清流で、いくつもの荘厳な滝やエメラルドに輝く美しい淵など、渓谷美が堪能できます。古来、白州山中に白黒で尾が白い神馬が住み、その霊験は白黒（善悪）を明らかにし、人界を律すると伝えられてきました。その神馬が棲む霊境を源とする川であることから、尾白川と呼ばれています。

また年間2,500時間以上の日照時間日本一を誇り、自然豊かで親水性に優れた河川環境には、県内外から大勢の行楽客が訪れています。

北杜市は、南アルプスなど恵まれた自然環境によって育まれた名水を生かした世界に誇る「水の山」宣言を行うと発表しました。同市などにまたがる名峰 南アルプスは、2014年6月に“ユネスコエコパーク”に登録認定され、豊富な水資源と自然の魅力がある“山紫水明”の街づくりを目指す自治体として、市と企業、市民がこれまで以上に連携し、名水によるブランド推進と地方創生を目指しています。この地域一帯に広がる花崗岩層による自然のろ過装置を長い歳月をかけてくぐり抜けることにより、名水が誕生しています。

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