祇園川は、5月下旬から6月上旬にかけてゲンジボタルが飛び交い、九州でも有数のホタルの名所となっています。
淡く、ときには強く、ゆっくりと した光の瞬きが幻想の世界へといざなってくれます。
数十万匹ともいわれる祇園川のホタルは、「ふるさといきものの里100選」にも選定されています。

小城市は天山県立自然公園に指定された山地を源として有明海に流れ下る河川が数多く存在し、豊かな自然環境を育んできました。上流側ではホタルの乱舞する渓流的な環境や江里山の棚田のような里地・里山、中流域では広大な平野が広がり、最下流の有明海付近の低平地では河川とクリークが網の目のように結びつき独特の景観を形成しています。そのため、動植物や景観など、自然レクリエーション資源に恵まれた地域となっています。
市内の河川ではいたるところで多くのホタルが見られ、中でも祇園川のゲンジボタルは有名で市民、行政による保存活動が続けられており、5月下旬から6月上旬にかけては、“小京都「小城」ホタルの里ウォーク”などさまざまなイベントが催されています。

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