平谷の湧水
物産直売所に併設。近隣県にも人気。
そばにはキャンプ場や宿泊研修施設も。
(佐賀県鹿島市)
平谷温泉よりさらに上手には、経ヶ岳登山口に「奥平谷キャンプ場」、宿泊研修施設「白然の館ひらたに」が整備され、また「平谷物産直売所」では地元の産物販売と白然の湧水を汲む人々で賑わいをみせています。美しい清流は平谷の天然水として鹿島市民に人気です。大村~鹿島間の国道444号線が開通したこともあって、長崎県からも名水を求めて訪れる方が多いようです。
鹿島市での水循環の保全・管理に関する取組
緑豊かな多良山系の清冽な河川水と豊富な地下水に恵まれ、市の中央部を流れる中川、鹿島川をはじめ石木津川、浜川などが有明海にそそいでいます。有明海沿岸の干拓地では、クリークが縦横に伸びて広大な農地を潤し、その地先にはシギ・チドリ類をはじめ、多数の渡り鳥が飛来する国内有数の干潟があり、中でも北部の新籠干潟は東アジアにおける重要な中継地・越冬地として平成27年5月にラムサール条約湿地「肥前鹿島干潟」として登録されました。豊かな水と緑に囲まれたふるさと『自然かしま』を守り育てるため、漁業者を中心としたボランティアの協力により広葉樹の植林や下草刈りを行い水源涵養と有明海の浄化を目指す「海の森」事業など森林の保全、田園風景の保全と活用、水辺環境の保全、生活排水対策などに取り組んでいます。