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いつも心に太陽を

水インタビュー vol.1

2017ミス日本「水の天使」

宮﨑あずさ さん

毎年開催される「ミス日本コンテスト」に、日本の優れた水循環を応援する「水の天使」という賞があるのをご存知でしょうか? まさに、このウェブサイトの趣旨にふさわしいその役割。2017水の天使に輝いたのは、大学生の宮﨑あずささん。 本サイト運営関係者は、水の天使の活動をもっと多くの人に知ってほしい、そして、宮﨑さんを応援したいという気持ちが抑えられず、サイトの「開設記念」を理由に、早速インタビューに伺いました。

宮﨑さんのプロフィール(ミス日本公式サイト) >

一番楽しい水の勉強会

?? 定番の質問ですが、どうしてミス日本に応募を?

挑戦してみたい!! と、少しでも思ったら、ぜんぶ学生時代にやっておきたかったからです。あと、私が知らない世界で自分を磨いている他の学生さんたちに会って刺激を受けたいとも思っていました。まずは、大学2年生のときに勢いで応募してみましたが、8月の審査期間と、イギリスのケンブリッジ大学への短期留学がちょうどぶつかってしまって、せっかく書類審査を通過していたのに辞退してしまったんです・・・

しかし、当時の勉強会で、“ただの美人コンテストじゃない”と知って、その後もずっとチャンスがあったら挑戦したいなぁと思い続けていました。そして去年の夏、大学の卒業を考えると、もう今しかない!! と思って応募しました。勉強会のなかでも、水の勉強会が一番楽しくて、選ばれるなら「水の天使」だとうれしいなと思っていたので、本当に良かったですね。

海外に出てみて感じた日本の水

?? 普段の暮らしの中では、特別に「水」のことを意識することはそう多くないかも しれませんが、これまで何か水を意識する出来事はありました?

中学生の時、環境汚染について書かれた小説(沈黙の春:レイチェル・カーソン著、 1962年)を題材に、水をテーマに作文を書いて、コンクールに応募したことがありましたが、その後は、イギリスに短期留学した時ですね。イギリスでは「水道水(タップウォーター)をください」と言うと、タダで出てくるのですが、臭いや味や見た目がちょっと不安で、あんまり美味しいと言える水じゃなかったんです。それに比べて、日本に帰ってきて居酒屋やレストランで出てくる水は、澄んでいて、きれいで、色も匂いや味も気にならなくて「日本の水って、きれいで技術も高いんだな」って見直しました。

イギリスでは結局、お店でミネラルウォーターを買っていましたが、普通に川に流れている水も、日本の方がきれいだと思いましたね。留学先は、ロンドンとエディンバラの間にあったのですが、水の施設がよく整備されていなくて、シャワーが出なくなることも普通にあって、そういった「水インフラ」って大切だとすごく感じました。そんな経験もしたので、ミス日本を通じて水と関われたらいいなぁと思っていたら、本当に「水の天使」に選ばれたので、運命を感じてますね。

当たり前に存在するものは目に見えない

?? なるほど、海外に出てみて日本と比較できたのはいい経験でしたね。 では、水の天使として、人々に「水」を意識してもらうためにどうしたいですか?

私の誕生日は8月12日ですが、正直なところ、生まれた月に「水の日」があることをミス日本への応募で初めて知りました。その後は、水の話にアンテナを立てるようにしてきたのですが、水インフラの老朽化とか、いろいろな問題が言われている中で、水について意識する人はまだまだ少ないと思います。

水のイメージは「ないと生きていけないもの」です。それなのに、水インフラが当たり前に存在し過ぎていて目に見えていないという印象があります。だから、それについて発信していくことで、「目に見える存在」にしていくことが大切じゃないかと思いますね。

それに、高い技術や、それにかける人々の思いなどがあって、さらにこれから日本を支えていくために頑張っていく取組みがいろいろあることも発信できたらなと思っています。目で見たり、耳で聞いたり、五感で感じたことを、普通の一人の女子大生として同世代に発信していくのも目標ですね。

人から人へ経験を伝える

?? おお?、心強い! 日本の技術とは高いとか、そういうことを言っても、 やっぱりそこに「人」がいて、人は人に影響を受けていきますからね。

ええ。私が9歳のとき、戦争を題材にしたミュージカルに出演したのですが、そこで私を取材してくれたアナウンサーの方がいました。床に膝をついて、私と同じ目線で、一人の人間として扱ってくださって、私が話したことをしっかりと発信してくれた。 その時のことがすごく印象に残っているのですが、そういった人から受けた影響が、人に何かを伝えたいという仕事への興味につながっています。そうした経験も踏まえて、もっと「水」への意識を高めてもらえるようにしたいですね。

明るい気持ちでいれば前を向ける

?? とても応援しています。では、最後にひとつ抱負というか、メッセージを。

「いつも心に太陽を」を座右の銘にしています。沈んでいるより、明るい気持ちでいれば前を向けると信じて、就職活動にもぶつかっています。今回の「水の天使」という大役も、そんな気持ちで向かっていけたらと思いますので、皆さん、よろしくお願いいたします!!

就職活動をしている大学生として、また、水の天使として、
お忙しい中ありがとうございました。

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中学生の頃から好きな色は水色とのこと。服もつい水色を買ってしまうので、 水の天使に選ばれたことは嬉しかった模様。おすすめの「水スポット」を聞いた ところ、出身地長崎の平和公園にある「平和の泉」と答えてくれた。 水の形が時間にによって変化するところがいいらしいです。