雨雲当番ポタン
エピソードを選ぶエピソード2: 社会をささえる水
(3)水を使うために
ポタンのまほうで川の上流へ行ってみると、たしかに山のほうに大きなダムがあります。
雨がふらないので水位が下がり、湖の底が見えそうです。
3人に気づいたダムが、元気のない声で話しかけてきました。
「わたしはダム。川がかれたり、あふれたりしないよう、こうして毎日働いています。
わたしが流す水で発電もしています。でも最近雨がふらなくて。
わたしはもう心配で、一日中ためいきばかりついているのです。」
ポタンが雨雲当番としてやってきたことを伝えると、ダムは目を見開き、
「雨雲当番おそいです!わたしもかけらを持っています!しれんです!」と
辺りにひびく大きな声で言いました。