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ダム渇水

雨雲当番ポタン

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エピソード2: 社会をささえる水
(3)水を使うために

位置図ダム

ポタンのまほうで川の上流へ行ってみると、たしかに山のほうに大きなダムがあります。
雨がふらないので水位が下がり、湖の底が見えそうです。
3人に気づいたダムが、元気のない声で話しかけてきました。

「わたしはダム。川がかれたり、あふれたりしないよう、こうして毎日働いています。
わたしが流す水で発電もしています。でも最近雨がふらなくて。
わたしはもう心配で、一日中ためいきばかりついているのです。」

ポタンが雨雲当番としてやってきたことを伝えると、ダムは目を見開き、
「雨雲当番おそいです!わたしもかけらを持っています!しれんです!」と
辺りにひびく大きな声で言いました。

発電用水

発電用水は、水の位置エネルギーを利用し、水力発電を行うための用水です。水力発電は、わが国の発電電力量のうち約8.3%を占めています。

水力発電は、他のエネルギー源と比較して半永久的に活用できる純国産エネルギーであり、供給の安定性に優れているとともに、発電に伴う二酸化炭素や硫黄酸化物などを発生しない再生可能なクリーンエネルギーであるという特徴を有しています。

また、近年では既存の用水路等を利用した出力100kw以下の小規模な水力発電が増加しています。



出典:『日本の水』 国土交通省水管理・国土保全局水資源部