詩歩(しほ)さんのコメント
素敵な作品をたくさんご応募いただき、楽しく審査させていただきました。どれも素敵な作品で非常に悩む審査でしたが、写真の美しさはもちろん、写真の中に込められたメッセージを感じ取れた作品をセレクトさせていただきました。
私が探し、発掘している「絶景」は自然の風景が多いですが、その絶景を語る上で「水」はかかせない存在です。どこまでも続く青い海だったり、湖面に反射する風景だったり、生物の住処だったり。今回審査させていただきながら、「天からの恵みである水の絶景を、人は楽しませていただいているんだ。この景観を守るためには、水からちゃんと守っていかなければ」と改めて考えさせられました。
このコンテストをきっかけに、これからも水の大切さを感じながら生活していただけたら嬉しいな、と思います。
ひきたよしあきさんのコメント
「形を取り去れ、型を捨てろ。水のように」
ブルー・スリーのことばです。
様々に姿を変えていく水。その一瞬の景色に
自然、くらし、生命を閉じ込めた作品の数々。
届いた写真は、過去のかたちや型にはまりきらない、
まさに水のような野心作ばかりでした。
選考する側は一苦労です。古い価値観を捨て、
泥や雪や霧や雫になる水を眺めつつ、人との
「ふれあい」を探っていく。
長く眺めて、「あぁ、水のある生活って
すばらしいなぁ」と腹の底から思えるものを
選択する。厳しい作業でしたばベストなものを
選んだつもりです。
残念なばら漏れてしまった作品も才能の雫を
感じられるものばかり。これからも「水」を
テーマに撮り続けてほしいと切に思います。
山本景一さんのコメント
初のSNSでの募集でしたが、お一人で20件以上も応募された方もいるなど、多数の応募に驚きました。
全体として景色を写したものが多い印象ですが、「水に関するものであれば何でも!」とのテーマ設定の下、一口に「景色」といっても、絶景といえる自然の風景から、町中(まちなか)の一風景まであり、これ以外にも人、生物、飲み物をメインとするものなど、水との関わりの中、本当に多様な題材の応募がありました。
個性的な作品が数多くあり、正直審査では悩みましたが、心を決めて、作品の写す一場面から、動き伝わってくるような、生活が垣間見えるような印象の作品を選定しました。
応募者の皆様には深く感謝申し上げるとともに、これを契機に、「水」というものに日頃から関心を持っていただけたら幸いです。