詩歩(しほ)さんのコメント
私が紹介する「絶景」の定義はふたつあります。
見た目の美しさはもちろんのこと、その背景にある“物語性”を重視して選んでいます。
“インスタ映え“が流行になってはや数年。
コンテストに応募いただいた写真も、パッと見たときの印象が「綺麗!」だけではなく、
「気持ちよさそう!」「楽しそう!」と、美しさ以上の想いが感じられた
作品を選ばせていただきました。
私も今年京都に移住してきたので、
日本古来からの水と共存する暮らしや風景を発掘していきたいと思います。
ひきたよしあきさん
のコメント
写真撮影が、日常的な行為になり作品のクオリティがここ数年格段と
向上しています。中でも今年は、写真の加工ばかりに走らず、
被写体そのものの魅力を引き出す作品が目白押しでした。
選考に迷い、非常に時間がかかりました。
その選考の基準にしたのは以下の三点です。
1 偶然性 被写体との幸福な出会いがあるか。
2 物語性 写真を見るだけで物語が浮かんでくるか。
3 人間性 水と関わった人々の人間性まで捉えているか。
これをモノサシにして、選考していきました。
水がまるで人間の形のように見える一瞬を捉えた 作品がありました。
水と海と空と人の物語がありました。
水に触れた人間の喜びがありました。
喜びと水しぶきが聞こえてくるようでした。