詩歩(しほ)さんのコメント
絶景を現地へ見に行く醍醐味は、二度と同じ光景は見られないことだと思います。
季節、時間はもちろん、誰と行くか、どんな気持ちのときに行くか…その時限りの光景に出会えるのが旅の楽しみだと思います。
しかし「旅」と言っても、遠出するだけが旅ではありません。帰り道でみた夕日、寄り道した海辺、それら日常の風景も二度と出会えない大切な瞬間です。
今回のフォトコンテストも、そんな一瞬を「水」というテーマで切り取った作品をたくさんご応募いただきました。
キラキラと反射する水面や、パシャっと飛んだ水しぶき。同じ光景を見られることは二度とないでしょう。かけがえのない水との瞬間を記録することで、これからも水の存在を身近に感じていただけたら嬉しいです。
ひきたよしあきさんのコメント
いい作品は、見た瞬間に言葉が浮かびます。
光、希望、いのち、仲よし、未来、躍動・・・
甲乙つけがたい素晴らしい写真が並んぶ中、一番言葉が浮かんできたのが本作品でした。
ふりあげた手、動き出しそうな足、腕をつかむ女の子の手のやさしさと強さ。
その前方に広がる水面の波形が何かを暗示しているように見えてきます。
家に飾って眺めていたい。そう思えた作品でした。
今年は、応募数が多く、クオリティもぐんと上がりました。スマートフォンの普及により、写真を撮る行為が日常に深く浸透したのでしょう。「タイミングを切り取る力」や「物語を構図にする技」のレベルがとても高くなりました。
末恐ろしさすら感じます。来年が非常に楽しみです。